2022.06.23
01 お客様はどのような理由でリフォームをご依頼したのでしょうか?
お客様は美容室を経営している方で、スタッフさんを招いてバーベキューをしたりと言った、「皆で楽しく過ごせる環境づくり」をご要望でした。非常に強いこだわりをお持ちのお客様なので、どうご満足いただくかを悩んだ記憶があります(笑)。
今回のリフォームでは、元々あるものをどのように活かすのかということも課題でした。特徴的なウッドデッキですが、元々ある植栽を活かしています。
両開きの玄関扉は開いた瞬間に、(奥にある)ウッドデッキが広く良く見えるような効果を狙っています。
玄関では白いタイルを使用していますが、お客様が思い描くビジョンをさらに良いものにすべく提案させて頂きました。
02 特にこだわって取り組んだ部分などはありますか?
利便性とデザイン性を追求したウッドデッキ
やはり先ほど触れたウッドデッキですね。
デザイン性ももちろんですが、利便性も追求しています。普通のウッドデッキに使用するような木材は半年~1年に1度、塗装し直さないといけませんが、そういった煩わしさを除くためにセランガンバツという木材を使用しています。
また、写真では中庭のように見えますが、実は先に離れにつながる渡り廊下として機能しています。ご自宅とこの離れを楽に移動できるようにすると共に、デザイン性という部分でもお喜び頂けました。
03 ほかに元々あるものを活かしたところや、工夫を凝らした箇所ありますか?
お客様のことを考えたからこそできた設計
一体化していて写真では気付きにくいと思いますが、ワインセラーは元々所有されていたものです。ピタリとはまるよう、高さ調整し設置しました。元々ある既存のものを活かして、ということもお客様とのコミュニケーションから出た発想です。
またキッチンでは、スタッフさんを招きたい(=多人数のゲストを招きたい)というお客様のご要望を踏まえ、キッチン脇の操作パネルが傷つかないよう、ニッチを設け壁に埋め込む形にしました。人の出入りが多くなると、どうしてもぶつかってしまう恐れがありますからね。細かい点ですが、こういった気遣いについてもお褒め頂きました。
玄関のニッチについても、お客様がアクセントとなる置物を配置したいということで、事前に「なにを置くのか?」ということからお話をさせていただき、それに合わせた調整をしています。
04 お客様からはどのようなお言葉がいただきましたか?
120点のものを作るコミュニケーション
完成した際には非常に喜んでいただき、「120点」と評価をしていただきました。
お客様のご要望を叶えることは当然で、さらに満足していただけるよう提案することで、お客様が想像していなかったような良さを提供できたことがいい結果につながったのかなと感じます。
ウッドデッキやニッチ、そして全体の色合いなど、お客様とコミュニケーションを重ねたことで良いものができましたし、満足していただくものを作る上では非常に大切だと思いますね。
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